2010年10月4日月曜日

●日経の経済教室 を読んだ。
○90 年代後半の輸出停滞と2000年代の輸出の急増。この急増は、円安になったからだけではなく、2000年代から貿易モデルが変わったこともある。完成品の欧米向け輸出から産業財のアジアむけ輸出に変わった。米国向けは99年の30%から09年の16%に減った。円高ドル安の影響が少なくなった。/* しかし、ドルと人民元はほぼ固定されているから影響はあるような?  */
○アジア貿易の黒字が増えた、産業財(資本財と工業用原料)が約85%をしめる。鉄鋼、化学製品、電気計測器、電子部品、金属加工機械など。最終製品で世界シェアをおとしても産業財で利益を上げる。だが、電子部品で輸出先の韓国企業が競争力を強化して台湾、中国への販売を強化しつつある。
○販売先はこれまでアジアの日系企業、韓国、台湾だったが、今後は中国向けに低価格の製品の供給を狙う必要がある。
20101001
○上方バイアスを含めれば米国は実質的にデフレ。
○FRBの三つの手段 
長期債購入、低金利の長期継続の約束、準備預金金利を0%に下げる。
○日銀と異なるのは選択しを具体的に示して透明性を高めて市場の予想を安定させていること。
○バーナンキは過去に為替介入、財政政策との協調を言っていた。
○米国による外国債の購入、為替介入もありえるかも。/* これ以上円高になったら困る。 */
○財政政策との協調  貨幣を発行して減税する。国債発行とちがい貨幣は償還されることなく利子負担が発生しないから効果が大きいとバーナンキは考えていた。しかし、ボール教授の研究によると、効果はどちらも同じ。デフレからの脱却時に量的緩和解除のために、国債の売りオペが行われるから。/* 結局、あとで国債を発行することになるからということだろう。 */
20101004

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